IPカメラは安全に保護されているでしょうか?

安全性を高め、脅威を阻止するために、多くの組織がIPセキュリティカメラに依存しています。しかし、ビデオデバイスは、潜在的な脆弱性やサイバー侵害の原因となる可能性もあります。  

通常、これは、IPビデオカメラが適切に設置されていない、または他の優先事項によってIPカメラのセキュリティのメンテナンスが後回しになっていることが原因で生じます。  

いずれにしても、これらのよくあるミスによって、組織は悪質な脅威にさらされる可能性があります。以下に、これを防ぐためにできることをご紹介します。

IPカメラを保護し、信頼できるパートナーと協力する必要がある理由

フィジカルセキュリティの状況レポートによると、組織が直面する最大の課題はサイバーセキュリティでした。IPカメラとIoTデバイスのオンライン化が進むに伴い、世界中の企業が、脅威から身を守るために役に立つ新しいツールを探しています。

事実、サイバー犯罪は急速に加速しています。Cybersecurity Venturesによる最近の調査によると、2021年では、企業は11秒に1回ランサムウェア攻撃を受けたと報告されています。この報告書では、サイバー犯罪は今後5年間で15%増加すると予想されています。

あなたや御社のセキュリティ部門にはサイバー犯罪は起こらないと思いますか? よく考えてみてください。IoTの脅威に関する別の報告書では、IPカメラは組織で最も安全性の低いデバイスであり、セキュリティ問題全体の33%を占めています。

IPセキュリティデバイスを最善の方法で保護および保守する方法を知ることが非常に重要なのは、そのためです。ただし、すべてのデバイスを同じ方法で保護できると考えないでください。最も重要なのは、信頼できるベンダーと、セキュリティソリューションの開発においてサイバーセキュリティを最優先に取り組むベンダーのIPビデオカメラを選択することです。

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初期パスワードのままでは、セキュリティカメラが危険にさらされます。

これらの統計が示すものは驚異的で、多くのセキュリティカメラが悪意を持つ者の目にさらされ脆弱性が高くなる原因は、初期パスワードを変更するというたった1つの作業を怠っていることにあります。

ほとんどのカメラには、一般的に知られている初期のメーカーパスワードが付いてきます。そのパスワードを変更せずにインターネットに接続すると、映像が簡単に流出する可能性があります。カメラをインストールして設定するときは、初期パスワードを安全なパスワードに変更することが重要です。

メーカーによっては、セットアップウィザードでパスワードの変更を求めるメッセージが表示されるものもあります。しかし、この手順を完全に省略できるオプションが提示されるものもあります。強力なパスワードを設定し、定期的に更新するのはユーザーの責任です。

パスワードとファームウェアを定期的に更新するスケジュールを立てる必要がある理由

データとビデオの保護はパスワードの更新だけでは実現できません。パスワードの変更は、一般的な視聴サイトからカメラにアクセスできないようにする簡単な方法ではありますが、他の戦略的なサイバー攻撃に対する脆弱性がなくなるわけではありません。

 

 

「set it and forget it（設定したら後はお任せ）」は古い考え方です。サイバーレジリエンスを維持するには、毎回、強力な組み合わせのデバイスパスワードを考え、定期的に更新する必要があります。また、カメラのファームウェアを最新の状態に維持することが必要です。ファームウェアの更新には、進化するサイバーセキュリティの脅威から防御するのに役立つ既知の脆弱性に対処する修正とパッチが含まれていることがよくあります。  

しかし、ファームウェアの更新は難しい場合があります。他に優先事項が生じた場合、パスワードとファームウェアの更新のスケジュールを立て、強力なパスワードの組み合わせを再設定するのは容易ではありません。

これらを簡素化するために、Genetec™ Security Center内には パスワードマネージャーが内蔵されています。サポートされているメーカー固有の規則に準拠した、強力で乱数化されたデバイスパスワードを自動的に生成します。

また、一定のスケジュールまたはバッチでIPカメラのパスワードを自動的に更新するようにシステムを設定することもできます。すべてのIPカメラのパスワードのステータスを一目で確認できたらいいと思いませんか? ライブダッシュボードを簡単に視覚化して、システムの健全性を監視し、どのデバイスが最も脆弱であるか把握できます。

ファームウェアボールトは、新しいIPカメラファームウェアがリリースされたことを知らせるもう1つのツールです。数回クリックするだけで、これらの更新をダウンロードして配布し、最新の防衛対策を実装できます。

パスワードマネージャーとファームウェアボールトはどちらも、Genetecアップデートサービス (GUS)にオプトインすると利用できます。

サイバーセキュリティを強化するためのHardening Guidesをダウンロードする

信頼できるGenetecのテクノロジーパートナーネットワークも、高いサイバーセキュリティ基準を満たしています。例えば、Salient社やBosch Security社などの大手デバイスメーカーは、カメラのセキュリティを維持するベストプラクティスを含むHardening Guidesを提供しています。

以下のHardening Guidesを利用すると、簡単な手順に従って、ルートパスワードのリセット、ネットワーク設定の調整、IPアドレスのフィルタリングなどを行うことができます。

フィジカルセキュリティシステムを保護するためのベストプラクティスについては、パンフレットをご覧ください。通信、サーバー、データなどのフィジカルセキュリティシステムを保護する方法については、「セキュリティ」機能の注記をお読みください。