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Security Center 5.10.1 の新機能と強化機能

本年度上半期に発売した Security Center 5.10 の最初のアップデートをお知らせいたします。5.10.1 リリースでは、十分なサイバーセキュリティ衛生が容易に実装できるようになり、エッジデバイスのセキュリティを保護する新しいツールが提供されます。プライバシー機能も強化され、エクスポートされる録画を匿名化するオプションに加え、取り込んだレコードを動的に調査する新しいデータ解析ツールもあります。詳細については、5 分でわかる 5.10.1 の概要をご覧ください。

Genetec 総合セキュリティプラットフォームの最新バージョンでは、サイバーセキュリティ、エッジデバイスのセキュリティ保護など多くの機能を強化しています。

エッジデバイスのセキュリティを保護

エッジデバイスは、悪意のあるユーザーにとっての攻撃対象となり、その対象範囲を広げます。カメラやリーダーといったセンサーのセキュリティを保護することは、包括的なサイバーセキュリティ戦略のカギとなる部分です。これには、次の 3 つのことが要件となります。

• 既知の脆弱性からシステムを保護する最新のファームウェア

• 頻繁に変わるセキュアなパスワード

• システムに接続されているデバイスを識別する強力な ID 管理

バージョン 5.10.1 では、強固なサイバーセキュリティ基盤を確立しやすくなっています。昨年 Security Center 5.9.1 に導入したパスワード一元管理機能のサポートを拡張することで、Synergis™ Cloud Link デバイスに対応しています。これにより、強力なパスワードの自動生成が、手動でもスケジュール設定によっても、Security Center から直接行うことができます。具体的な機能については、実際のプロセスを次の動画でご覧ください。
 


エクスポートされる録画のプライバシーを保護

多くの組織が、セキュリティとプライバシーの両立に頭を悩ませています。Privacy Protector™ モジュールは、匿名化をリアルタイムで行うソリューションです。

Privacy Protector のバージョン 5.10.1 から、Security Center Omnicast™ から動画をエクスポートする際に匿名化するオプションが付きました。これにより、動画が組織外で共有される際にスタッフ、顧客、訪問者のプライバシーを確保するための匿名化をライブ状態で行わずに済むため、必要となるリソースの数を削減できます。

実際の新機能は次の動画でご覧ください。
 

 

レコードデータを掘り下げる

バージョン 5.10 で導入された Record Fusion Service モジュールにより、数回クリックするだけで外部データソースを取り込むことができます。そうしたレコードは、動的マップの機能の強化やダッシュボードの運用データの増強、調査のサポートにも活用できます。

新しい Aggregation ウィジェットは、包括的なデータ解析ツールセットです。Security Center に直接組み込まれており、レコードを動的に調べることができます。グラフウィジェットでは通常、データ値のマッピングを経時的あるいは基本的なカテゴリごとに行いますが、Aggregation では、よく使われる数学演算をデータに適用できます。これにより、レコードタイプが何であっても与えられたフィールドの合計を計算したり、平均値、最大値、最小値、中央値などを特定したりできます。

マイナーリリースについて

Security Center マイナーリリースは、メジャーバージョンをより短い間隔で更新したものであり、そのバージョンのすべてのユーザーが利用できます。すでにバージョン 5.10 システムをお使いのお客様は、今すぐ 5.10.1 にアップデートして、新機能をご活用ください。Security Center 5.9 など以前のメジャーバージョンのシステムをご使用の場合は、効力のある Genetec Advantage プランで Security Center 5.10.1 にアップグレードしてください。

Security Center 5.10.1 について、またはシステムのアップグレードについて、ご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。

 
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