Genetec Security Center 5.10.2 の新機能

2021年初めに発売された Security Center 5.10 に 2 回目のアップデートバージョンが登場しました。この新バージョンでは、新たにサイバーセキュリティが強化され、Security Center のクラウドストレージの効率が改善されています。また、ビデオ分析およびデータ結合のための新しい Federation™ 機能が追加されました。

詳細情報このリリースの新機能については以下をご覧ください。 

クラウドストレージへの安全かつ
簡単なアクセス。

クラウドは、機密データの長期保存ソリューションとして重要性が高まっています。セキュリティ部門でのハイブリッドストレージの普及が進むに伴い、クラウドを使うメリットと 、既存のサイバーセキュリティや効率にかかわる懸念事項とのバランスを取ることが必要になっています。Security Center 5.10.2 は、次の 3 つの方法でこの問題を解決します。

• 録画されたビデオは暗号化されてクラウドで保管されるため、オフサイトでもオンサイトと同じレベルのセキュリティ保護を保証。

• リハイドレーション通知機能、およびクラウドからの直接再生機能によって長期保存用のストレージに容易にアクセス可能。

• アップロード帯域幅の上限を設定できるため、稼働中のシステム管理を最小化できる。

ビデオ分析機能を使って
群衆の人数推定が可能。

明確な境界線がないエリアでも、入室および退室の分析が可能。Crowd estimation (人数推定) 機能を使用することで、カメラ視野の指定されたエリア内にいる人の数をカウントでき、人数カウント分析への応用の幅が広がります。店舗や路上などの公共または私有エリアの占有率をモニタリングし、特定のしきい値に達した場合には、オペレータの注意を重要な事象に向けるためのアクションをトリガーできます。 
 

 

 

複数のリモートサイトにまたがって、
より多くのデータを統合できます。

作業を一元管理することで、リモートビデオやアクセスイベントを確認できるだけでなく、実行可能なデータを統合できるため、対処活動や、情報に基づいた意思決定の指針とすることができます。Security Center 5.10.2 を使用すれば、単一のロケーションから、Federation™による Synergis 人数カウントデータの確認、占有率のモニタリング、最後に人が退室したときの対応、複数の施設にわたる人の流れの報告が可能になります。オペレータは、モニタリングに加え、カウントをリセットする、エリアからカードホルダーを削除するなどの操作を複数のフェデレーションサイトにまたがって実行できるため、システム管理が簡易化されます。 

マイナーリリースについて 

Security Center のマイナーリリースは、より短い周期で更新されるアップデートで、メジャーバージョンのすべてのユーザーが使用できます。すでにバージョン 5.10 システムをお使いのお客様は、今すぐ 5.10.2 にアップデートして新機能をご活用ください。Security Center 5.9 など、以前のメジャーバージョンのシステムをご使用の場合は、有効な Genetec Advantage プランを通して Security Center 5.10.２ にアップグレードしてください。