統合の4つのステップ。統合セキュリティの長期的な価値を知る

多くの企業は、ビジネスを成功させるには長期的な投資が必須であるということをすでに知っています。新しいセキュリティ計画を立てる場合も例外ではありません。短期的計画にばかり目を向け、旧来型の独立したソリューションにばかり投資し、物理的なセキュリティシステムがニーズに対応できなくなることで、運用が妨げられることがあります。

統合セキュリティに移行することにより、状況が大きく転換し、長期的に優れた価値を生み出すことが可能です。統合セキュリティプラットフォームは柔軟性に優れ、かつ物理的なセキュリティ運用を1つのコンポーネントで一度に構築できること、進化させることが可能だからです。さらに、オープンアーキテクチャのプラットフォームを選択することで、業務およびセキュリティにおけるニーズの変化に合わせた新しい技術やハードウェアを採用できるようになります。

システムはすべて共通のインフラで管理するため、機能の一貫性がタスク全体で維持されます。つまり、新しいシステムを追加する、ハードウェアを交換する、ソフトウェアやファームウェアを更新するといった作業が、すべてシンプルに行えるのです。

 

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Genetec の総合セキュリティソリューション。より高いセキュリティを確保し長期的な価値を創造するための4つのステップ

#1 総合セキュリティを検討するのに適したタイミング

入退室管理やビデオ監視を1つのコアシステムにモダナイズする決定は重要な一歩です。ただし、将来のシステムの進化やビジネスニーズの変化に対応するためには慎重な計画が必要です。ニーズに対応するソリューションを探す際、初めに決定したことが将来システムアーキテクチャを進化させる際に大きく影響します。統合システムは特定の機能に対応できるシンプルなソリューションのように見えますが、長期的に見ると、需要の変化に合わせたセキュリティ運用を管理する方法としてはコスト高で非効率なものになりかねません。 

ビジネスとスタッフの保護を目的としたセキュリティ製品を選ぶ際、導入予定のソリューションが将来的にビジネスニーズに最適かどうかを検討する必要があります。統合型物理セキュリティプラットフォームの導入は、現在の要件に対応するだけでなく、将来の成長にも柔軟かつ効率的に対応するメリットがあります。 

物理的セキュリティを統合することにより、セキュリティ対策の持続的な有効性を確保する方法についての詳細は、 当社のホワイトペーパーを参照してください。

#2 変化することはよいこと – システムは進化するような設計になっているか 

 すでに入退室管理やビデオ監視のコアシステムに投資しており、今後そのプラットフォームを他のベンダーのソリューションに接続することを検討している場合、システムが他のベンダーのソリューションとどの程度接続できるかは、大きな違いを生む要因となります。また、このことは統合システム導入において検討すべき重要なポイントでもあります。  

カスタム統合は非常に高コストであり、メンテナンスが難しく、ソフトウェアやハードウェアなどの新技術追加が必ずしも可能とは限りません。その際、多くの場合でシステム全体を入れ替える必要が発生することになります。

統合セキュリティプラットフォームは、このような制約を解決します。コアシステムが相互に作用するよう設計されているため、互換性が維持されるからです。また、900件を超える統合やサードパーティ製アドオンから選択できるので、特定の技術に限定されることがありません。アプリケーションは1つのプラットフォームに統合されており、直感的なインタフェース1つで運用、アップグレード、メンテナンスが合理的に行えます。

ハードウェアやソフトウェアの設定が必要な場合でも、プラットフォーム上で一元的に操作できるため、チームは常にスムーズに作業ができます。センサーで検知されたデータはすべて同じユーザーフレンドリーなインタフェースに統合され、オペレータはアラームを確認した後、数回のクリックで、システムから他の情報にアクセスできます。

#3 データの一元化と正常化が重大事である理由 

すべてのシステムから収集したデータが一元化できれば、オペレータはさらに効率よく作業できます。例えば、レポート作成を標準化し、セキュリティデータを日次、週次、月次のレポートにまとめることが可能です。現場で何が起きているかが客観的に観察できるため、必要な情報を効率的に見つけ出すのに、あちこちのシステムやセンサーを探し回る必要はありません。

インシデントが発生している間も、データはシステム間で自由に送受信されるため、オペレータは全体像を把握できます。これにより、対応が迅速化し、チームが通常の状態に戻る速度は向上します。統合プラットフォーム内では、セキュリティ関連のワークフローも含め、応答プロトコルが自動化されるため、オペレータに余分な負担がかからなくなり、チームの生産性が向上します。

統合システムとの違いは何でしょうか。相互運用性が限られてしまうと、チームがセキュリティデータにアクセスし状況を把握する能力に影響を及ぼします。オペレータは、効果的な決断を下し、コンプライアンスに準拠するために必要な情報を収集するためにシステム間を飛び回ることを余儀なくされます。結果的に、運用のスピードが低下し、ストレスレベルが上昇して安全確保の取り組みが鈍化します。

物理セキュリティソリューションでの総合と統合の違いを理解するには、最新のブログ投稿を参照してください。 

#4 総合 – 単なるセキュリティに留まらない 

総合セキュリティと統合セキュリティの大きな違いは他にもあります。投資した資金を活用して、セキュリティの枠を超えて運用を拡大する能力です。

また、収集したセキュリティデータにより運用についての優れたインサイトが得られ、セキュリティ部門以外のプロセスも合理化します。しかし、総合システムには、新技術の追加や新しいアプリケーションの実装を妨げるという限界が内在しています。適正なレベルのシステム相互運用性とデータ統合がなければ、新たな企業目標を達成するためのセキュリティ投資を最大化することはできません。

一方、統合システムはセキュリティだけでなく、技術スタッフ全体を1か所で一元化するため、インサイトが導出され、事業運用が改善されます。一元化されたデータをフル活用することで、現在進行形の情報が、複数の部署に対し非常に貴重なビジネスインテリジェンスに変わります。これにより、ビジネスの機会を見極め、セキュリティアップグレードにかかるコストを他の事業体と共有し、時間の経過とともに投資によるさらなる価値を生みだすことができます。

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