カルガリー市 - 乗客の安全をIPカメラにより守る
カルガリーのライトレールトランジットシステム。市は乗客の安全を守るためにGenetecのOmnicastビデオ監視プラットホームを採用。
企業案内
1981年に、カナダのアルバータ州カルガリー市は、市内の観光客や住民のためにライトレールトランジット(LRT)を開業しました。今日このLRTは駅数も倍増し、年間9500万人の乗客を誇っています。通称で "CTrain"と呼ばれ、3本の路線は46㎞、38駅を結び、市内の繁華街を通って7番街上に来ています。この混雑エリアの10駅は運賃無料ゾーンで、街の中心の交通渋滞の軽減にも一役買っています。
課題
CTrainシステムが最初に導入された時、CCTVシステムはテープにアナログビデオを送信するというアナログカメラのマトリックスからなるものでした。フッテージを処理しアーカイブして、最終的にはデジタルビデオレコーダーに。技術的にもユーザーインターフェースも古いものでした。カルガリー市は、システムの寿命は近いと判断していました。キーパースンが、新しいソリューションを模索していたのでシステム障害が懸念されていました。CTrainのお客様には、モニタリングと安全な交通を提供するという課題があります。 公共交通機関は、まず迅速な乗降、そして乗客が不便を感じることのない安全性を同時に確保しなければなりません。
ソリューション
U統一されたデータとビデオ
OmnicastはSCADAシステムと統合可能です。本機能により、オペレーターはSCADAプラットフォーム内でアラームを受信してビデオを表示できるため、事象の確認が即時に可能です。
Active Directoryの統合
Active Directoryの統合により、すべてのWindowsユーザーアカウントがOmnicastシステムのユーザーアカウントと同期されます。本機能により、ユーザー権限の管理と更新が容易になります。
直感的なシステムナビゲーション
Omnicastは非常に使いやすいシステムです。オペレーターは500台のカメラシステムをもすばやく操作し、リアルタイムのイベントを監視し、また必要に応じてインシデント後の調査を実行可能です。
人々を動かし続ける
Omnicastシステムを使用することで、セキュリティチームは、列車の到着時間を確認したり、信号制御盤が適切に機能しているかどうかを評価することで、輸送業務を円滑に監視可能です。
結果
静的で非応答のアナログシステムから移行して、CTrainは、「まさにあらゆる方向で」戦略を見つけることができたとアダレイ氏は述べています。「以前にはなかった贅沢です。おまけに、システムの設定機能と柔軟性のおかげで、プロセスそのものが変わったのです。ハードウェアの調達、パフォーマンス測定、権限の細かい設定など、これらがずっと楽になりました。
「Omnicastを選んだ主な理由のひとつは、その柔軟性です。システムのアーキテクチャデザインの柔軟性のおかげで、私たちは障害ポイントを最小限に抑えられます。 各メーカーの製品には、それぞれのライフサイクルがあります。ベンダーの都合でなく、機材を私たちの都合で自由に組む。オープン・アーキテクチャでそれが可能になったのです。システム全体は基本的に安価です。カメラ一台ごとの方式より安いのです。限られた予算でカバレッジを最大限に拡げられたのもメリットですね」(コリン・アダレイ氏 カルガリー市CCTVシステムプロジェクトマネージャ兼エンジニア)