統合化プラットフォームによりグローバルデータセンターのセキュリティを強化
バンテージデータセンターは、常にイノベーションと効率性の向上に取り組んでいます。そうした企業風土が、どのように、状況の把握、サイバーセキュリティの強化、運用効率化をより高度なレベルに達成することに役立ったのかをご紹介します。バンテージデータセンターは、常にイノベーションと効率性の向上に取り組んでいます。そうした企業風土が、どのように、状況の把握、サイバーセキュリティの強化、運用効率化をより高度なレベルに達成することに役立ったのかをご紹介します。
企業概要
バンテージデータセンターは、大規模データセンターの建設および運用のリーディングカンパニーです。同社は、北米、EMEA、アジア太平洋地域において、32ヶ所のデータセンター、180万平方フィート以上、1.5GW以上のIT容量を提供しています。世界のトップクラスのハイパースケーラー、クラウドプロバイダー、大企業は、そのデータセンター設計への革新的なアプローチと信頼性、効率性、持続可能性への取り組みを評価してバンテージと提携しています。
課題
バンテージのセキュリティチームは、数年前に多くの接続の遅延やメンテナンス上の問題に直面することがあり、既存のビデオ監視や入退室管理システムがもはや自社の基準に達していないことを認識しました。ビデオ監視と入退室管理システムを別々に保有することは、ワークフロー処理をさらに遅延させました。オペレーターは、さまざまなシステムにログインし、その間をナビゲートし、ビデオ監視と入退室管理システムの情報をつなぎ合わせる必要がありました。そのセキュリティシステムにはメーカー固有の制限があり、運用改善のためのテクノロジーを追加したいスタッフの試みは拒まれました。
ソリューション
単一のダッシュボードに統合
すべてのフィジカルセキュリティに関する情報を単一のダッシュボードに集中して表示することで、オペレーターは何が起こっているのかを容易に把握でき、新しいオペレーターのトレーニング時間を短縮できます。
サイバーセキュアなプラットフォーム
オペレーターは、正常動作監視ダッシュボード (EN)とセキュリティスコアウィジェット (EN)を積極的に使用しており、システムの強化が必要な未解決の問題を指摘します。
インシデント対応の効率化
Mission Control™を使用することで、オペレーターは、差し迫った状況に迅速に対できます。標準作業手順(SOP)に基づいてガイドすることで支援し、インシデントレポートを自動的に作成します。
カスタマイズ可能なビジネスインテグレーション
Genetecソフトウェア開発キット(SDK)のSoft Pinプラグインを使用して、さまざまなシステムからデータや指標を編集して、ビジネス全体の主要業績評価指標を追跡します。
「Omnicastビデオシステムに非常に満足しています。保護する必要のある広範囲の空間をカバーする映像が得られ、どのようなインシデントにも迅速に対応可能な能力を強化します。」
Tamim Rastkar氏、バンテージデータセンター、セキュリティソリューションおよび標準化グローバルディレクター
結果
バンテージはまず、統合化されたフィジカルセキュリティプラットフォームを1拠点にインストールしました。その後すぐに、すべてのグローバルデータセンターサイトをGenetec™ Security Centerで標準化することを決定しました。現在までに、19箇所のデータセンターにSecurity Centerを導入しており、さらなるアップグレードが予定されています。それぞれの拠点での運用は独立し、すべてのシステムの設定やマネジメントは標準化されています。
Security Center上では、各拠点の数百単位のカメラ、ドア、カード保有者、インターホンやその他のセンサーが管理されています。また、キー管理システムや電源ソリューションもこのプラットフォームに追加しています。これにより、施設全体でのインシデント発生状況について統合化ダッシュボードで確認でき、トリガーされたアラームや新たなインシデントへの迅速な対応が可能となります。