Genetecが2024年度の最も注目すべきフィジカルセキュリティ動向を発表

ITチームとフィジカルセキュリティチームの収束。ハイブリッドクラウドソリューションへの需要の高まり。入退室出管理の最新化が最優先事項に。IIoTデバイスから収集したデータが、分析の需要を押し上げ。

モントリオール, 2023年12月21日
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セキュリティ、公共治安、運用、ビジネスインテリジェンスの総合ソリューションで知られるテクノロジー企業、Genetec Inc. (以下「Genetec」) は本日、2024年度のフィジカルセキュリティ業界についての予測を発表しました。

IT部門とフィジカルセキュリティ部門の連携が深まる

今後、企業は、IT部門とフィジカルセキュリティ部門の連携の最適化に取り組むことが予想されます。この2つの貴重なスキルを効果的に融合することで、企業全体のリスクを低減し、より効果的にデータを最適化できるようになります。

フィジカルセキュリティのリーダーは、ITの専門知識とフィジカルセキュリティ部門を統合させる傾向が強まっています。同時に、セキュリティ運営部門 (SecOps) は、フィジカルセキュリティのリスクに対応し、2つの部門から入手したデータを活用するために、その職務を拡大しています。IT部門内にフィジカルセキュリティが持ち込まれ、フィジカルセキュリティの要件の順守状況が監視されるようになるでしょう。

統合され、クラウドに接続されたフィジカルセキュリティソリューションの必要性は、部門間の協働が拡大するにつれて高まるでしょう。統合され、接続されたビューを利用すれば、システムと常に変化する脅威の全体像を把握すると同時に、データをより効果的に活用できます。

入退室出管理の最新化に必要な技術投資が最優先事項に

入退室出管理の最新化は、2024年度も引き続き最優先事項となるでしょう。アップグレードに伴う複雑な作業を簡素化するために、多くの企業がハイブリッドクラウドモデルを採用し、クラウド対応型の入退室出管理ソリューションを展開しています。これにより、ドアからネットワークまでのセキュリティを強化するイノベーションおよびサイバーセキュリティのアップデートが、継続的に提供されます。

オープンな入退室出管理ソリューションへの需要が高まることも予想されます。企業には、今後ますます、利用可能な最高のテクノロジーを追加・接続できる柔軟性が必要になってきます。これには、ビルマネジメントシステムや人命、安全に関するソリューションから、携帯端末認証にいたるまで、あらゆるものが含まれます。

また、多くの企業が、動画と入退室出管理システムを個別に管理するには限界があると感じるようになります。より高い効率性を求めて、企業リーダーはシステムの一元化に向けて取り組むことが予想されます。システムを一元化することで、システムのモニタリングとメンテナンスのタスクを簡素化し、企業全体の生産量の増加とコスト削減が可能になります。

ハイブリッドクラウドの導入件数の増加

今後1年間で、フィジカルセキュリティ業界では、中規模から大規模企業におけるハイブリッドクラウドの導入件数が大幅に増加することが予想されます。Genetecが5,500人以上のフィジカルセキュリティ担当者を対象に実施した最近の調査によると、アンケートに回答した企業の44%で、クラウドまたはハイブリッドクラウド環境下におけるフィジカルセキュリティシステムの導入が4分1以上既に完了していることが分かりました。また、組織の60%が長期的な戦略としてハイブリッドクラウドを希望すると回答しています。

クラウドの導入が進行するにつれて、新たなプラグアンドプレイ型の、クラウド対応機器に対する関心が高まるでしょう。これらの機器は、クラウドサービスへのアクセスを効率化させるだけでなく、コンピュータの処理能力を向上させることができます。

クラウドデータの活用や関連コストもさらに重視されるようになるでしょう。クラウドマネージドアプライアンスを使用して、動画などの大容量データを保存するユーザーは、ますます増えています。その多くがチャンネルパートナーとの連携を深め、セキュリティ以外のユースケースを模索することで、ハイブリッドクラウドへの投資効果の最大化を目指すことが予想されます。これにより、チャネルパートナーは、顧客が新たな課題を克服できるようにする付加価値サービスを提供しながら、持続可能で経常的な利益を生み出すことができます。 

IIoTデバイスと関連データの拡大により、分析の需要が高まる

市場では、フィジカルセキュリティ機器や産業IoT (IIoT) センサーの可用性は増加の一途をたどっています。さまざまな業界の組織が、セキュリティ展開にデータの多様性を促すだけでなく、システム間の壁を取り払い、貴重な情報を入手するために、これらのテクノロジーの採用に力を入れています。

API志向で、オープンアーキテクチャ、かつ一元化されたアプローチを選択する組織のみが、長期的な利益の最大化に成功できると予想されます。これにより、複数のデータソースを組み合わせて分析できるようになり、新しい戦略を通知し、テクノロジーへの投資全体から最大限の利益を引き出せます。

利用可能なデータ量が増え続ける中、多くの組織は、オペレータをサポートするためにワークフローをデジタル化および自動化する方法も模索しています。その結果、解析機能、自動化ツール、そしてビジュアルダッシュボードといった性能を含むフィジカルセキュリティソリューションの需要が増大します。

当予測の詳細については、 https://www.genetec.com/ja/blog/industry/physical-security-trends-for-2024をご覧ください。

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Genetecについて

Genetec Inc.は、セキュリティ、インテリジェンスおよびオペレーションを含む幅広いソリューションポートフォリオを持つ革新的なテクノロジー企業です。同社の主力製品であるSecurity Centerは、IPベースのビデオ監視、入退室管理、自動ナンバープレート認識、コミュニケーションおよび分析が統合されたオープンアーキテクチャプラットフォームです。 またGenetecは、クラウドベースのソリューションやセキュリティ強化のために設計されたサービスを開発し、政府、企業、交通機関、そして私たちが暮らす地域社会に新しいレベルのオペレーショナルインテリジェンスで貢献しています。カナダのモントリオールに本社を置くGenetecは1997年に設立され、159を超える国々において、代理店、インテグレータ、認定チャネルパートナー、およびコンサルタントの幅広いネットワークを通じて世界中のお客様にサービスをご提供しています。

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