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Security Center 5.10.3 からの新機能

Genetec 統合プラットフォームの最新版、Security Center 5.10.3 では、オペレータの状況把握がより適切になるようにしており、サイバーセキュリティの最新の成果を活用しています。

Security Center 5.10.3 ご提供開始統合セキュリティプラットフォームの本マイナーリリースには、オペレータの状況把握を最適化し、システム全体のサイバーセキュリティを強化する機能が含まれています。

詳細について詳細については、下記を参照してください。

新機能のミニマップで状況を常に把握

設備の鳥観図があれば、調整や状況把握がより適正にできるようになりますが、サイトマップの縮尺が大きすぎると、たちまち扱いにくくなります。スキャンの対象が大規模なキャンパス都市全体にわたると、オペレータにとっては、設備全体を視野に入れながら、局所的に何が発生しているか確認することが困難になります。

新機能のミニマップは、オペレータが画像ベースのマップのナビゲートで長々とスクロールしなくても問題のエリアにすぐたどり着けるようにするための手段となります。ユーザーがその時点でズームインしている箇所をセクション単位でハイライトしたミニマップが、画像マップでオーバーレイ表示されるようになっています。

タイムゾーンが異なっていてもシームレスに作業

全世界に散らばるサイトに対し使用するシステムは 1 つだけという中で、タイムゾーンが異なるところのデバイスを把握するための設定をするというのは、難しい作業になりがちです。 Security Center 5.10.3 なら、ソースエンティティの現地時間を考慮に入れてアクション開始イベントを実施するよう、全世界のスケジュールを設定できます。

例えば、一週間の労働時間のスケジュールを、月曜日から金曜日、午前9時から午後5時まで、と一本化して、アクション開始イベントの設定に使用し、ドアなどのエンティティへの対応が現地のタイムゾーン内に収まるようにする、などです。

このオプションの追加により、人的ミスが回避され、また、全サイトにわたる規則をより直感的に設定するのにも、各ロケーション間の時差を気にする必要がないので、気軽に行えます。

サイバーセキュリティを最新の状態に強化

Security Center 5.10.2のリリース後も改良を続けてきた当社は、一般データ保護規則 (GDPR) の要件に準拠して、データベースに保存されているカスタムフィールドを暗号化することにより、システム内のサイバーセキュリティを拡張させています。カスタムフィールドには個人を特定できる情報が含まれることが多いため、データベース管理者などアクセス権のないユーザーからは見えなくすること、詳細情報にアクセスできないことが重要です。 

この新しい機能で、カスタムフィールドのデータは、アクセスが認められたユーザーの前でのみ、必要に応じて取得されるので、ミッションクリティカルな情報も、従業員のプライバシーを侵害することなしに含めることができます。

BEST Wi-Q ロックと統合

今回の新しいリリースでは、 広範に展開されている BEST Wi-Q ゲートウェイとワイヤレスロックが、Mercury LP4502 コントローラーでサポートされます。近日ご提供予定の Softwire リリース 11.3 で利用できます。「アクセス許可」または「拒否」のイベントを受信するユーザーインターフェースを 1 つだけにすることで、システムの総合化が図れます。

Security Center 5.10.3 へアップグレードする方法

Security Center のマイナーリリースとは、メジャーバージョンより短い周期での更新で、すべてのユーザーが利用できるものをいいます。システムですでにバージョン 5.10 をご使用であれば、今すぐ 5.10.3 にアップグレードして新機能をご活用ください。Security Center 5.9 など、以前のメジャーバージョンのシステムをご使用の場合は、有効な Genetec Advantage プランで Security Center 5.10.3 にアップグレードしてください。

何を用意する必要があるかご説明します。

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