
Synergis Softwire 11.6でセキュリティと効率性を大幅に向上
最新版のSynergis Softwireは、最先端の自動化によりセキュリティを強化し、入退室コントロールシステムを最適化するように設計されています。
入退室コントロールシステムの自動化機能の拡張
Synergis™ Softwire 11.6では、バージョン 11.5 (EN)に搭載されていた自動化エンジンがさらに強化されています。Synergis Appliance Portalの自動化エンジンタスクに、「ドア - カード保持者への権限付与」という新しい自動化イベントを追加しました。この新しいイベントを使用すると、自動化ルールに条件を追加して、チームの制御能力を強化できます。特定の条件を満たしているかどうかを確認してから、ドアにアクセスするための権限を自動的に付与し、アクションをトリガーします。
![]() |
安全なドアアクセスの自動化 |
設定した条件を満たしていない場合、アクセスは拒否され、アクションは自動的にトリガーされず、Security Centerにアクセス拒否イベントが記録されます。例えば、侵入システムの監視が解除されない限り、正規の従業員が特定のエリアに入室できないようにできます。この場合、侵入ポイントを条件とし、カード保持者にアクセスを許可する追加の検証手順が実行されます。このようにセキュリティ層を追加することで、安全で効率的なプロセスが保証されます。
自動化ルールに複数の条件を追加する |
「AND」および「OR」演算子を使用して、自動化ルールに複数の条件を追加すると、複雑なシナリオをきめ細かく管理できます。
ターゲットを絞った自動化ルールの作成 |
新たに「ドア - カード保持者への権限付与」イベントを使用すると、自動化ルールを特定のカード所有者グループに割り当てたり、グローバルに適用したりできます。グループ固有のルールか、システム全体のルールかを問わず、柔軟に実装できます。
他の機能強化
Synergis Softwire 11.6には、次のアップデートも含まれます。
-
Mercury LP4502インテリジェントコントローラー用にアップデートされたPIVClassアドオンバージョン。
-
Allegion Schlageロックをサポートする新しいファームウェアバージョン。詳細については、サポート対象のデバイス一覧を参照してください。
重要な製品ライフサイクルのアップデート
また、Synergis Softwireのバージョン 11.6は、すべてのレガシーSynergis Cloud Linkモデルでサポートされる最終リリースになることをお知らせします。これによる、Cloud Link Roadrunner™ (EN)や新世代のSynergis Cloud Linkへの影響はありません。2026年10月31日まで、すべてのレガシーSynergis Cloud Linkモデルのセキュリティパッチと臨時修正プログラムは引き続き提供されます。下記は、 レガシーSynergis Cloud Linkモデルのサポート終了日 (EOL) です。この日以降は、テクニカルサポートを受けられなくなります。
-
Legacy Synergis Cloud Link – 2032年10月31日
-
Legacy Synergis Cloud Link (拡張モジュールを含む) – 2032年12月31日
レガシーSynergis Cloud Linkは、新世代のSynergis Cloud Linkに簡単に置き換えることができます。強化されたサイバーセキュリティ、より高い信頼性、オンプレミス、ハイブリッド、クラウドアーキテクチャに対する互換性がより高い、革新的なハードウェアプラットフォームが特徴です。レガシーSynergis Cloud Linkと完全に置き換え可能です。今後のリリースと機能を利用いただくには、認定されたGenetecチャネルパートナーに詳細をお問い合わせいただき、新世代のSynergis Cloud Linkへのアップグレードをご計画ください。