製品

セキュリティについての対談: CytivaとJohnson Controlsを使うアクセス権限の管理

セキュリティについての対談: CytivaとJohnson Controlsを使うアクセス権限の管理
ClearIDを利用し、Cytiva社がどのようにアクセス要求の合理化と効率向上を実現したのかを、Johnson Controls International (JCI) のNiru Satgunnananthan氏とCytivaのLarry Allen氏が説明します。
 

入退出管理バッジをスキャンする女性

Genetec ClearID™の活用は、ユーザーに対し、どのような影響を与えることができるのかについて説明します。

Q&Aでは、JCIのセールスおよびデリバリーマネージャであるNiru Satgunnananthan氏と、Cytivaの施設セキュリティおよび危機管理テクニカルプロダクトマネージャのLarry Allen氏が、物理アクセス管理ソリューションを実装したことで、Cytivaのセキュリティ運用がどのように変わったのかについて解説します。

Niru氏は、このソリューションを展開する前に、Cytivaの要件をGenetecの専門家やセールスエンジニアリングチームと共に洗いだした作業内容について振り返ります。またLarry Allen氏には 、ClearIDがCytivaにどのような影響を与え、組織内の課題の解決に役立ったのかについて伺います。
 

お客様事例
Cytivaについてさらに読む (EN)
 

Q: Cytivaはどのような課題や目標に取り組んでいましたか?

Niru氏: Cytiva (EN)は、ライフサイエンスコミュニティにタンパク質予備精製ソリューションを提供する世界的なリーダーです。すでに17のアクティブサイトがあり、さらに拡張する計画をしているため、今後の目標としては、リスクの高いエリアを特定し、セキュリティを強化するポイントを決定することでした。Genetecソリューションに既存のテクノロジーを徐々に置き換えつつ、オンプレミスソリューションからの移行を目指していました。特に欧州サイトは、GDPRコンプライアンス (EN)に対し、確実に準拠することが最重要事項でした。

Larry氏: 当社の事業はバイオ医薬品を扱う性質上、規制に応じてサイトごとに設定を変更することが求められました。すべての要件を満たしつつ、拡張目標の達成を可能にする柔軟なソリューションが必要でした。通常、環境、健康、安全 (EHS) チームは、セキュリティ部門と協力して各サイトごとに特定の要件を定義・検証します。施設の安全を維持するためのプロトコルを決定する際は、特定のコンプライアンス義務に従う必要もあります。

Q: ClearIDは Cytivaの目標達成にどのように貢献しましたか?

Niru氏: ClearIDは、Cytivaの製品ロードマップを進化させ、将来的に成功するために必要なポジショニングをする上で重要な役割を果たしました。これにより、高水準の自動化を達成するという目標に沿ったカスタマイズと今後の設定が簡単にできるようになりました。ClearIDへの投資は、標準化されたセキュリティプラットフォームを通して複数のサイトの拡張計画に役立つ戦略的な投資でした。

Larry氏: ClearIDを採用したことで、アクセスプロビジョニングを自動化でき、迅速な対応が可能になり、従業員はセルフサービスでアクセス要求を処理できるようになりました。特にエリアやアクセスへの要求処理が円滑にできるようになりました。監査で透明性を実証する際、欠かせない監査証跡を確実に保存するためにもClearIDを利用しています。「アクセス権限は誰が承認したのか?」と質問されても、正確な記録を提示することが可能です。

「Genetec ClearIDをインストールして以来、リソースの効率が30%向上しました。ワークフロープロセスが改善されたため、従業員の認証情報とアクセス権限の付与・管理に費やす時間が短縮され、大変助かっています」
 

— CYTIVAの施設セキュリティおよび危機管理テクニカルプロダクトマネージャ、Larry Allen

Q: ClearIDを導入する前、Cytivaではアクセス権限をどのように管理していましたか?

Larry氏: ClearID を実装する前、各施設では、独自の手続きでアクセス要求を管理していました。 通常、従業員はセキュリティチームに連絡してアクセスを要求します。特定の基準を満たしていることを確認し、旧式の入退室コントロールシステムでカード保有者のアクセス権限を手動で調整していました。以前は要求が見落とされたり、承認が遅れたりした例がありました。ClearID機能による改善で重要なポイントに、セルフサービス機能があります。従業員はアクセス要求を自分でスタートでき、指定されたエリアの承認者から承認を得るまでのプロセス全体が自動化されます。

Q: ClearIDの導入の成功につながった要因は何ですか?

Niru氏: ClearIDの実装が成功した要因は、Genetecの専門家が有する豊富な専門知識、系統化された方法論、きめ細かく開発されたソリューションを活用できたことです。サポートを提供し、エスカレーションに対処するGenetecの有能なアカウントマネージャと緊密に連携できたことが、期待する結果に到達する上で極めて重要な役割を果たしました。質問に対し、即対応してくれるマネージャの対応力と意欲がなかったら、プロジェクトの成功はなかったでしょう。

 
共有する

関連コンテンツ

入退室コントロールシステムをGenetec ClearIDと統合することで、スマートな入退室管理をどのように実現できるか
入退室管理をよりスマートにする簡単な方法

入退室管理システムを導入してはいるものの、特別な目的の要求や手動タスクによって生産性の限界をお感じではありませんか? 入退室管理ソリューションを導入することで、ステークホルダーに権限を与え、業務効率の向上とセキュリティの強化をいかに両立できるかをご覧ください。

Cytiva logo
How Cytiva revamped physical security across global locations

Cytiva, a pioneer in the development and manufacturing of therapeutics, upgraded to unified security across its global locations. To ease infrastructure demands, they committed to a cloud-first approach, deploying both Security Center hosted and Genetec ClearID

2024年度のフィジカルセキュリティの最新動向
2024年度フィジカルセキュリティの最新動向

2024年度フィジカルセキュリティの最新動向についてご興味はありますか?今後一年間の展望をご覧ください。