オペレータの制御範囲が拡大

脅威レベルは、火災、強盗、あるいはより高いレベルのセキュリティが必要なVIPの存在など、エリアまたはシステム全体に影響を与えるイベントに対処する。脅威レベルをトリガーするのは、オペレータ、アクション開始イベント、Mission Control™自動ワークフローです。

Mission Controlでは、トリガーしたインシデントがクローズされた時点で、その脅威レベルは自動的に非アクティブ化されます。とはいっても、これに問題がないわけではありません。インシデントがクローズされただけでは、すべてが正常に戻ったことにはならないからです。バージョン3.1.3 では、オペレータが手動で非アクティブ化できるようになっているため、意思決定は人間の手に委ねられます。前のバージョンの好ましい動作を継続させるには、インシデントのセットアップで、インシデントのクローズに「脅威レベルの非アクティブ化」への自動リンクを追加します。

共有情報を追跡する

インシデントレポートは、インシデントがどのように処理されたかを確認するのにうってつけの方法です。インシデントレポートを利用することで、今後のインシデント対応の改善や、犯罪捜査での他の組織との情報共有（法執行支援など）ができます。ただし、このレポートに含まれる情報は機密情報であるため、保護する必要があります。前のバージョンでは、Genetec Clearance™を通じてレポートを共有できるようにすることで、この点を改善していました。バージョン3.1.3では、インシデントレポートのエクスポートを最新のアクティビティ証跡でキャプチャするので、誰がインシデントレポートをエクスポートしているかを追跡できるようになっている組織では、情報共有に関する説明責任を確保できます。こうしたアクティビティは、インシデントモニタリングタスク、インシデントレポートタスク、またインシデントレポートそのものにも表示されます。