Security Center 5.11.2の新しいマッピングの機能強化
Security Center 5.11.2には、Genetec Webアプリだけでなく、マッピングとビジュアルの機能改善が含まれています。
Genetec Webアプリの公式発表
Security Centerの前回のリリース版では、GenetecTMWebアプリのプレビューをご紹介しましたが、本日、この最新版の公式発売をお知らせします。旧式のSecurity Center Webクライアントを切り替えるオプションは残したまま、Config Toolを使用してGenetec Webアプリの役割を手動で作成できるようになりました。
システムの概要をより明確に把握できるようにするために、Security Deskの記録タスクは、統合レポートタスクに変更されました。この強化されたタスクを使用して、Genetec Webアプリに統合レポート機能を追加することでデータとレポートを統合し、オペレータ、調査員、管理者がシステム全体の様子を一目で確認できるようになります。
レポートのエクスポートの監視
情報を簡単に持ち運ぶことができる可能性が高まるにつれて、機密データを含む一部の高セキュリティ環境では、データ漏洩や侵害からシステムを保護するための予防的対策がより必要になります。Security Center 5.11.2では、エクスポートの監視をビデオ録画の監視以上に拡張し、エクスポートされたデータまで対象としています。レポートデータをエクスポートするときに、2人目の権限済みユーザーのログイン要件を追加できるようになりました。トレーサビリティを確保する目的で、エクスポートが完了したかどうかにかかわらず、試行されたすべてのエクスポートと2人のユーザー名がアクティビティ証跡に記録されます。この「4つの目の原則」 (エクスポートする最初のオペレータの2つの目、セカンダリユーザーの2つの目を合わせた4つの目) が、データの不正アクセスの可能性を減らし、不正アクセスに必要な手順の複雑性を引き上げます。
マッピングの強化
Security Center 5.11.2では、マッピングのタスクにいくつかの改良点が加えられています。
まず、マップデザイナーに検索バーが追加され、設定中にエンティティが見つけやすくなりました。また、エンティティ名を表示する新しいマップレイヤーが追加され、マップを参照するときにオンに切り替えるとエンティティを一目ですばやく識別できるようになりました。最後に、Google Satelliteマップを使用して、さらに詳細かつ柔軟にマップを設計できるようになりました。
全体的にSecurity Center 5.11.2では、設定が簡素化され、マップ内、特に大規模な分散システムのナビゲーションの機能が改良されています。
異常な重複ナンバープレートの検出
このアップデートにより、1つのナンバープレートが短時間に2つの場所で認識された場合、自動的に通知されるようになり、手動でレポートを検索して異常を見つける必要がなくなりました。最大時間と最小距離をパラメータとして使用すると、不正の可能性のあるナンバープレートをすばやく特定できます。
その他の機能強化
- レポートのエクスポート数の上限の引き上げ
- ドアの入力の直接切り替えができるSecurity Desk
- ファームウェアの推奨事項が AutoVu™ SharpV ALPRデバイスでサポートできるようになりました。
- ハードウェアインベントリで IPアドレスを条件に検索
アップグレードをご希望ですか?
Security Center のマイナーリリースとは、メジャーバージョンより短い周期での更新で、すべてのユーザーが利用できるものを指します。すでにバージョン 5.11システムをお使いのお客様は、今すぐ 5.11.2 にアップデートして新機能をご活用ください。Security Center 5.10など以前のメジャーバージョンのシステムをご使用の場合は、有効な Genetec Advantage プランを使ってSecurity Center 5.11.2にアップグレードしてください。