一元化されたCCTVで運用上の価値を創出
Sydney Trains社は、Security Centerを使って、300の駅にわたる13,000台超のカメラと800か所超の窓口を管理しています。1,000名以上の従業員がCCTVの総合プラットフォームへのアクセスに、ワークステーションおよびモバイルデバイスを使用しており、複数の事業分野にわたって運用効率の向上を実現しています。
会社情報
Sydney Trains社は、オーストラリアのシドニー大都市圏全体の鉄道サービスを運営しています。165年以上にわたって、この鉄道路線はシドニーの住民や来訪者への交通サービスの提供に重要な役割を果たしてきました。Sydney Trains社は、2013年よりシドニーの鉄道網の運用と維持を行ってきました。この会社は、NSW TrainLinkおよびTransport for NSWのセキュリティ、CCTV、顧客窓口も管理しています。1日約100万人の乗客が、ニューサウスウェールズ州各地にある300の駅ネットワークを利用しています。
課題
利用者が多く、地方の駅での人手不足が深刻化する中、Sydney Trains社のオペレータは、CCTVを使用してリアルタイムで状況把握を行っています。問題は、統一されていない複数のビデオ管理システム、CCTVモニタリング、レポート、CCTVレコード管理、顧客窓口を含む、種類の異なるセキュリティコンポーネントで構成されたCCTVシステムが老朽化してきたことです。また、ユーザーが、特定の権限やネットワークアクセスを使用することでしか、専用ワークステーションの統合ソフトウェアアプリケーションにアクセスできないという制限がありました。
ソリューション
貴重な知見に簡単にアクセス
Sydney Trains社では、直感的に操作が可能なSecurity Centerのインターフェースを単独で使用するだけで、誰でも簡単に貴重な知見にアクセスできるようになりました。従業員は、自分のワークステーションからSecurity Center Web Clientを介して常にアクティビティを監視し、関連映像を再生し、毎日の業務に必要な情報を取得できるようになりました。
運用上の価値の向上
施設管理および顧客運営チームは、Security Centerを使用して、エレベーター、自動販売機、発券機などのサービスや、鉄道のインフラが正しく運行していることを確認しています。また、Security Centerは路線遅延の原因を調査し、解決するためにも使用されています。
鉄道網全体を可視化
Sydney Trains社は、Security Centerを使用することにより、鉄道トンネルへの不法侵入などの顧客の問題行動を検知できるようになりました。これにより、安全に関するトレーニングビデオや教育イニシアチブに情報を提供することができ、鉄道網の安全な業務が保証されます。
「Sydney Trains社にとってSecurity Centerは、その運用範囲全体にわたり追加の価値を創出可能かつ発展可能な包括的ビジネスソリューションです。」
Genetec ANZ カントリーマネージャー、George Moawad
結果
現在、 Sydney Trains社で使用されている総合セキュリティプラットフォームは、オーストラリアで最大規模のCCTV展開を誇ります。チームはSecurity Centerを使って、300の駅にわたる13,000台超のカメラと800か所超の窓口を管理しています。Sydney Trains社にとって、Genetecの営業所がオーストラリアにあることが重要なセールスポイントでした。Sydney Trains社のチームはきめの細かいサポートを得られたことで、プラットフォームを進化させ、長期的に価値を推進する新しいソリューションを追加できると確信しました。
セキュリティオペレータは、2,000平方メートルにわたる最新式の鉄道運行センターから送信された映像を監視・調査します。Security Center内では、Sipeliaコミュニケーション管理モジュールにより、ビデオインターカム (顧客窓口) サービスのシームレスな使用が可能となっています。運用が簡素化されたことで、トレーニングコストを削減するとともに、従業員体験を改善できました。接続されておらず、使いづらい旧式システムの使用時に経験したフラストレーションも、もうありません。