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カスタムダッシュボードを使ってセキュリティと運用を最適化

フィジカルセキュリティデータの民主化は、既に進行しています。チームがダッシュボードを活用し、どのようにデータを貴重なインサイトに転換できるかをご覧ください。

Security Centerのカスタムダッシュボード

かつてないほど多くのデータがセキュリティシステムに流入しています。ビデオ、入退室管理データ、侵入イベントやさまざまなIIoTセンサーアラームまで、オペレータは常に注意を払う必要があります。また、ハイブリッドクラウド、5G、産業IoT (IIoT) などの重要なトレンドが拡大すると同時に、入ってくるデータの量は今後も急増し続けるでしょう。

特定のイベントに関するレポートを取得したり、個別のセンサーを監視したりしても、環境内で何が起こっているかを完全に把握することはできません。セキュリティ部門以外の多くの人も、フィジカルセキュリティデータを利用できるようにする必要があります。

データの統合と民主化が進む中、組織は、データの流入を最適化して貴重なインサイトを生成する方法を知る必要があります。また、さまざまなユーザーが自分の役割に関連するデータを効率的に監視できるようにするにはどうすればよいでしょうか。

Security Centerのダッシュボードをカスタマイズする方法については、次をお読みください。

 
Security Centerダッシュボードの簡単なデモを見る (EN)
 

セキュリティダッシュボードとは何か、およびその活用法

ダッシュボードは、Security Centerのカスタマイズ可能なタスクレイアウトで、ユーザーは最も重要な情報を包括的に入手できます。ユーザーは、専用のウィジェットを使用して、タイル、レポート、チャート、マップ、または他のさまざまな情報のスナップショットをピン止めすることで、ダッシュボードを簡単に作成できます。

セキュリティダッシュボードの素晴らしい点は (EN)、各ユーザーが好みやニーズに合わせてレイアウトをカスタマイズできることです。追加できるウィジェットと、情報の表示方法は柔軟にカスタマイズできます。組織内のさまざまな従業員が、それぞれの目的に合った方法で情報を設定および監視できるようになります。

次に例を紹介します。

コマンド&コントロールダッシュボードの作成

特定のカメラ、ドア、イベント、アラームを監視し、施設のマップ上でそれらすべてを確認し、警備員を派遣するタイミングを把握できます。

主要業績評価指標の追跡

インシデントの数や種類を確認したり、特定のエリアの温度センサーを追跡したり、キューの待ち時間を監視したりできます。

システムの正常性の監視

重要な正常性イベントの最新情報を把握したり、リアルタイムのセキュリティスコアを監視したり、特定のハードウェアやソフトウェアの可用性の統計を取得したりできます。

ダッシュボードは、公的タスクまたはプライベートタスクとして保存することもできます。適切な権限があれば、ユーザーはカスタマイズした自分用のダッシュボードを保存できます。また、さらに重要な指標を含むダッシュボードを作成して、経営幹部、特定の部門、または組織全体と共有することもできます。

 

ダッシュボードを設定する前に知っておくべき3つのこと

ダッシュボードを作成すると、チームは収集するデータを最大限に活用できます。情報を探してつなぎ合わせる代わりに、自分の業務に最も関連性の高いデータの全体像を一望できます。 これにより、重要なイベントが発生した場合に、十分な情報に基づいて迅速に意思決定を下したり、新しいインサイトを収集して運用を改善したりできます。

ダッシュボードをぜひお試しください。ダッシュボードを使用する前に、以下の点についてお考え下さい。

組織でどのような情報を扱っているか?

ダッシュボードはさまざまな目的で利用できます。ライブビデオ、カード保持者レポート、侵入アラームイベントなど、あらゆる種類のセキュリティ関連情報を含めることができます。また、他の組織用システムやIIoTセンサーからのデータを含めることもできます。

収集するさまざまな種類のデータを目録化することで、ユーザーが利用できる情報を正確に把握できます。これは、異なるユーザーまたはアプリケーションのダッシュボードに含める内容を決定する際に役立ちます。

情報へのアクセスが必要なユーザーは誰か?

ダッシュボードをカスタマイズして利用するのは、通常、セキュリティ部門とIT部門です。イベントとアラームを追跡し、システムの正常性を監視し、発生した問題に迅速に対処できる簡単な手段だからです。ただし、データの価値を最大限に引き出すには、Security Centerのプラットフォーム内の特定の情報にアクセスできることでメリットを得られる組織内のユーザーをすべて特定する必要があります。

施設、マーケティング、法務、運用などの部門と、これらの部門がリアルタイム指標や役割に関連するデータをいち早く入手できることで、どのようなメリットがあるかについて考えてみましょう。 

データの民主化とは、組織内の全員がそれぞれの職務に役立つデータを快適に操作できるようにするプロセスです。ダッシュボードを作成することにより、特定のチームや個人は、日常業務に関連するデータに簡単にアクセスし、それを理解し、IT 部門に情報を要請しなくても十分な情報に基づいた意思決定を下すことができるようになります。

各ユーザーの具体的な目的とタスクとは?

成果を具体的に特定することは、ダッシュボードを構築する前にできる最も重要なことの1つです。検討事項: 特定のチームまたはユーザーのタスクや目標は何か? どのような情報がその任務に役立つか? また、1つのビューに情報を表示するとしたら、どのように表示すれば目標達成に最も効果的か?

上記の質問を考えることで、ダッシュボードに含めるデータの種類、選択するウィジェット、ダッシュボード内での各ウィジェットの表示方法を絞り込むことができます。

ダッシュボードを作成する準備はできましたか? 次の点に留意してください

どんなものでも、最初から完璧にできることはありません。Security Centerでダッシュボードを作成してみましょう、とユーザーに促すだけでも大きな成果です。その後、ビジュアルレイアウトを微調整したり、他のウィジェットを追加したり、変更を加えたりして、最適なダッシュボードをカスタマイズできるようになります。

自分でダッシュボードを構築するのはまだ早いという方は、Security Center内の事前構築済みダッシュボードをご確認ください。例えば、正常性モニタリングダッシュボードは、システムの正常性情報を監視する目的で設計されています。また、セキュリティスコア (EN)にアクセスすれば、常にサイバーセキュリティの最新のベストプラクティスを入手することもできます。

ダッシュボードがいかに効果的かがわかるだけでなく、Security Center内の他の重要なデータをどのように視覚化するべきかについてのヒントも得られます。

 
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